2013年04月19日
サワラちゃんの加計呂麻島・貝採り日記-018
サワラちゃんの加計呂麻島
貝採り日記
-018
加計呂麻島の珊瑚海岸
潮の具合は小潮程度でしょうか。 晴れてくると気持ちが早って、つい太平洋岸の浜に行ってしまいます。
しかし、現実はそう甘くありません。満潮の時点ですでに貝の採取をしたらしい足跡発見!
歩いた足跡の様子でそれがわかります。
散歩が主な時はいたって単調な足取りですが、貝の採取の目的の場合は複雑に、行きつ戻りつしています。
<やられたか (^~:) >・・・そんな時は小さな地味な貝を探します。目立つ奴は当然採られてしまう。
先ずは地味なところから・・<オオヘビガイ>・・・口径が20mm、幅45mm
結構、大きいです。ここいら辺りではワンサイズ下の大きさがほとんど。
開口部から粘液を海中に流して、それに引かかる餌を食べるようです。
ですから自らは岩に固定されたまま・・・シャコガイと同じですね。
これなら本当に蛇に見えるでしょう。 口径7mm、 75mm・・フィリピン産ですが。
でもこれが貝とはね? いろんな奴が居るんですね。
何か見落としがないかと注意深く見ていると、ありましたね。・・・・二枚貝らしい。
<トンガリベニガイ>でしょうかな?・・・初めて採取しました。元の色はもっとピンクが強いのですが。
二枚貝は地味なものが多いので、意外と見落とすんですね。
色合いとしては<コノハザクラ>に似ておりますが、違いますね。
違いますねで、思い出したんですが、先回のブログでご紹介しました貝の名称が間違っておりました。
沖縄の方が教えてくれまして、調べてみましたら X でした。
これなんですね。<シマアラレボラ>だはなくて、<シマイボボラ>が正解でした。
どちらも<イボボラ科>の貝ですが、これまた似たような名前。
それで、<シマアラレボラ>はこんな貝です。
どちらも持っておりました。 同じボラでもかなり形状は違いますね。
整理してみましたら、これだけ有りました。15個も。
最後に拾った貝(シマイボボラ)が一番良かったですね。
さらにもう一つ。
<アツソデ>でしょうか、<ヒメゴホウラ> ・・・・と、ありましたが、正解は<トウカムリ>
大きさも形も資料を参照するとピッタシ! 市場価格 ¥4.700円・・・結構高いね。25cmは大きい。
この貝は法螺貝の代わりともなり、また、鬼ヒトデを食べるので珊瑚礁の保護にも一役かっております。
<ホラガイ>もトウカムリと同じです。でもホラガイは市場価格はかなり高め。大きさにもよりますが¥25.000円位もします。
トウカムリ
ホラガイは貝拾いでは完全な形のものは、ほとんど無理です。
浜に打ちあがる前に壊れてしまいますから・・・・次回、破損貝なら持っておりますので、お見せしましょう。
では、最後に貝整理をしてましたら、箱のケースから出来ましたので、ご紹介・・・
<ミヒカリコウロギ>
鋭い爪のような突起が周囲に出ております。
ガクフボラ(ヒタチオビ)科に属します。長さは90mmほどです。
なかなかお洒落な貝でしょう。
フィリッピン以南に生息する貝です。 でも、西南諸島は海流の関係で捕獲できるかも。
実際に採ってみたいですね。水深10m位。
<ワタナベボラ>
これもスマートで流線型でかっこ良いですね。水深100~150mの海底の砂底に生息。
四国から台湾、西太平洋付近で捕獲できるとか。
とても殻が薄く華奢で、拾いで完品は無理でしょうね。
水管の尻尾が折れやすいから・・
ま~、そんなこんなで、貝の整理は続いております。
加計呂麻島の代表的な貝<オオサラサバティラ>です。
高級ボタンの原料だそうで、海岸に大きな奴が転がっております。
加計呂麻島の瀬相港の港の待合室の建物の前に、巨大なコンクリートのモニュメントのサラサバティラが立つております。
次回は<サワサバティラ>をご紹介しましょう。
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Posted by 奄美ちゃん at 05:29│Comments(0)
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