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2012年03月23日

奄美ちゃんの加計呂麻日記-024


奄美ちゃんの加計呂麻日記 
                                        
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    奄美ちゃんの加計呂麻日記-024


勢理の岩礁より遠く伊子茂を見る
奄美ちゃんの加計呂麻日記-024 

毎日、日々段々暖かくなってきましたね。最高気温が23℃付近を指すことがあります。潮の満ち引きも大きくなり、日中に遠くまで潮が引くことが多くなりました。そろそろ潮干狩りの季節が訪れるころになりました。

さて先回のブログでは小中学校、高校の生徒さんには難しいところがあったかもしれませんでした。このブログは小中学校の生徒さんも見ているようですので、今回、説明不足の部分を再度分かりやすく書いてみたいと思います。これからは難しい文章等の解説は黄色い小文字で、また用語等はブルーの小文字で表します。


奄美ちゃんの加計呂麻日記-024
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フィールズ賞」について
 この賞はノーベル賞の受賞分野に数学がないため、カナダの数学者のジョン・チャールズ・フィールズによって造られた賞(1936年)です。

4年に一度開催される国際数学者会議(ICM)において、顕著な業績をあげた40歳以下の若手の数学者(4名まで)に授与される。そして受賞は一回限りです。この基準はノーベル賞よりも難度の高い賞であるとも言えます。日本人は過去3人受賞しております。なお受賞者名は小平邦彦広中平祐森重文です。尚、京大名誉教授 伊藤 清はフィールズ賞の特別賞を受賞しています。

余談

その1
 伊藤清名誉教授はこの賞を高齢になって受賞されましたが、ある特別な理由がありました。この方が考案した「伊藤の公式」(確率積分学)なるものが、後日、ノーベル経済学賞を受賞しましたマイロン・ショールズのブラック・ショールズ方程式の導きに大いに貢献した事、金融論という学問に画期的な貢献をしたことによるものです。しかし、伊藤清教授自身は経済学には無関心であったとされております。

その2
今、大学院程度以上で研究されている数学のレベルは、今より100年後に使われるであろうというレベルだそうです。ですから、先程の伊藤教授の理論は彼のかなり若い頃に研究された数学理論で、その後数十年後に実用化された数学なのです。ですから、若い方で今後数学分野で研究したいと思っている方は、この辺を充分認識してください。

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Mèditerranée  、 Albert Camus奄美ちゃんの加計呂麻日記-024

先回、ある教科書風の写真にMèditerranéeに対してルビが<メデイテハネ>となっていたり、Albert Camusをアルベルト・カミユとなっていましたので、疑問に思っていた小中学校の生徒さんがいたと思います。英語を学んでいる人たちにとっては、Mèditerranéeは[e]の上のカンマは別として、「メデイテランニー」とか、Albert Camusを「アルバート・カムス」などと読んだ方があると思います。この辺の説明が不足してました。

フランス語は言語学からみるとラテン語と同じ系統の言葉になります。 イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、も同じ系統の言語です。端的に言うとフランス語はラテン語の方言と考えても良いと思います。

古代のヨーロッパではこのラテン語のほかに、ギリシャ語がありました。以前のドイツの学校ではこの二つの言語を習得してない生徒は大学に入学できませんでした。それくらい重要な言語なのです。

余談として

ラテン語は現在では話し言葉としては使用されておりませんそうです。 しかし、学術用語は必ずラテン語で表記されます。特に医学用語としては解剖学などで使われる用語は、以前はラテン語でした。最近は英語になっているようですが・・・・・効用としては・・・英語を母国語としない医者が同様の医者に正確に病名や臓器の説明をする時、ラテン語で相手に伝えます。こうすると間違いが無いそうです。 
たとえば、中国の医者に日本の医者が何かを正確に伝える場合、ラテン語を使うばあいとか・・・


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では、「地中海」を各国の言葉で表してみましょう。

A-イタリア語・・・・・Mediterraneo・・(メディテッーネオ)
B-スペイン語・・・・Mediterràneo・・(メディテネオ)
C-ポルトガル語・・Mediterraneo(aの上^の記号を付けてね)・・(メヂテ-ニオ)
D-英語・・・・・・・・・Mediterranean(メデイタニアン)

注意深く比較してみますと、微妙に違いますね。でも、フランス語とポルトガル語はRを「ハ」と読んでいますね。
以前、あるフランスへ留学されたお医者さんに、「地中海」は何て発音するの?と聞いてみました。
答えて発音すると・・・「メディテハネ」・・・・CDの発音と同じでした。 Rはエル、ハーなどと発音するのですね。
特に「ハー」の発音は日本人にはとても難しいのです。鼻に掛けるような音になります。


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余談として・・・・Japanはスペイン語ではJapon<ハポン>です。Jは<ハ>と発音します。ホントに嫌になっちゃうね!

Albert camusは<アルベへト・カミュ>です。  camusはsは発音しませんので<カミュ>となります。 実際の発音はCDやフランス人の発音を聞いてください。(インターネットで聴くことが可能です)。 文字では表せ切れません。

将来、大学などでフランス語を習う時、「地中海」が出てきたら、<待ってました! チョーさん>とばかりに、正確に発音してくださいね。そうしたら俄然元気とやる気が出てくるでしょう。

昔、ある日本の大学のフランス語の先生がフランスに行って、フランス語を話したんですけれど、全然通じなかったとか。  嘘のような本当の話・・・・・フランス語の発音は本当に難しいんですね。

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今日はちょっと、横道にそれてしまって、肝心のフィールズ賞受賞者の広中 平裕氏について書けませんでした。
内容としてはこの方の文章に続き、記憶の問題について書いてみたいと思います。
人間の記憶は果たして大脳で行われているのでしょうか?>という事です。それに関連して、ルパート・シェルドレイク博士が奇想天外な理論を展開します。上手くいったら将来ノーベル賞、下手をやったらキチガイ扱い。

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Posted by 奄美ちゃん at 00:41│Comments(3)
この記事へのコメント
いつも 楽しく読ませて頂いております

先日 イタリア人と話してる際カツオの発音で大いに盛り上がりました
実際はカが濁音になるようですが

英語を母国語とする人にとってコックやポカリスエットの響きは非常に気になると言ってました

ラテン語系統において類似の例がありましたら是非ご教示お願いしたいのですがm(__)m
Posted by エマニエル カント at 2012年03月23日 15:08
エマニエル カント さま

久しぶりに興味深いコメントを頂きました。有難うございます。
私は言語学の専門家ではありませんが、次回のブログの中で、本日のコメントの事に付いて、日頃考えている事を書いてみたいと思います。 よろしくどうぞ (^-^)
Posted by 奄美ちゃん奄美ちゃん at 2012年03月24日 07:52
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Posted by ブランドコピー at 2013年11月15日 16:11
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