2013年03月28日
サワラちゃんの 加計呂麻島・貝採り日記-013
サワラちゃんの加計呂麻島・貝採り日記
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サワラちゃん
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サワラちゃん
加計呂麻島西端・<芝>の珊瑚砂海岸
もう3月も終わりですね。来月は皆さんのスタートシーズンです。
上級の学校に進学する方、就職する方、転勤する方。退職して第二の人生を歩む方・・・
これからは日増しに日差しが強まり、白い珊瑚の砂浜を歩くのは、跳ね返してくる光線の強さに負けそうになります。日焼けに注意しなければ!
それでは今回は手持ちの貝の中から、似たものを同士のご紹介。
ウズラガイの仲間たち
3個とも模様や色合いが違っておりますが、<ウズラガイ>です。右端は静岡県・新井の遠州灘産。 他は加計呂麻島です。左端は<スクミウズラ>(Tonna Cepa)、隣は<ウズラガイ>(Tonnna Perdix)、右端は図鑑に掲載なし。ヤツシロガイ科(T0nnidae)に属します。
砂地の上のウズラガイ
ウズラガイの殻は軽く壊れやすいので、打ち上げ採取の完品は期待できません。皆どこか壊れております。水中で生け捕るしかありません。見かけよりも中身が多そうですね。 殻が薄いので容量が大きいのかも。完品を採取したいんですが・・・・
サツマツブリガイ(Haustellum haustellum)110mm
奄美大島近海で取れる貝ですが、紀伊半島以南からインド・西太平洋に分布します。殻は卵のように丸く水管が非常に長いのが特徴ですね。島の北端の漁師さんの家の玄関の傍の地中に刺してあるサツマツブリガイを見つけたことが有ります。この写真の倍くらい有りましたでしょうか。でも、そっと抜いてみると水管は途中で折れておりました。残念! アクキガイ科に属します。
5~50mの水深に生息するそうですが、海岸では見たことがありません。華奢な貝なので途中で破損してしまうのかもしれません。正面から見るとこんな感じです。海中で生きている姿を見てみたいですね。
同じな貝の仲間に属する貝ですが、見た目はかなり異なっておりますね。
アクキガイ
下の写真の貝はホネガイです。アクキガイと見た目には殆ど変わりないように見えます。
ホネガイ (Miurex pecten)175mm
如何でしょうか。左がアクキガイ。 右がホネガイです。棘が細かく出ているのがホネガイの特徴だとか。個別に出されると見分けは付きません。
120度おきに棘が出ております。
正面から見るとこの通り
貝の構造は幾何学的になっていることがわかります。螺旋構造、突起の出方、模様など数学を彼らはどうして知っているのかな??。 ヤドカリは磨耗した貝殻は好みません。見た目にも美しい新鮮な貝殻を好みます。どのようにして判断しているか分かりませんが。美的意識は人間並みですよ。
次回は大潮に近い日の太平洋岸の貝の採集をお送りします。
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Posted by 奄美ちゃん at 07:58│Comments(0)
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