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2013年01月27日

サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002

                                                      
 サワラちゃんの 加計呂麻島・貝採り日記     
                  -002 


              サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002  


先日から晴れた日が続くようになったので、
島の太平洋岸に久しぶりに貝採りに行ってきました。

           <ヤクシマダカラ> ↓           <ホシダカラ> ↓

      サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002        
                      <シュマダギリ> ↑          ↑ <ヒメチョウセンフデ


島の中には結構隠れた貝の蒐集マニアが居りますので、秘密の場所に直行。
<ヤクシマダカラ>や<ホシダカラ>は珊瑚の砂で大分擦れておりましたが、
8.5cm~9.0cmも有りました。ここら辺りでは最大値です。
春になって水に潜ったら、綺麗なタカラガイを捕獲する事ができますでしょう。
去年のように水槽で飼ってみたいですね。

                       

           スイジガイ・幼貝>↓

                       サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002

                   <チトセボラ> ↑    <ショッコウラ>↑


まだ、本格的な時期ではないのですが、ご覧の通り。
<スイジガイ>の幼貝が貝のフタ付きで見つかりました。
内臓付でしたので、臭いの何のって酷かった。
<ショッコウラ>が中央下部に見えます。
形の良いのは必ず<ヤドカリ>が入居しているのですが、
今回は未入居物件でした。
<シュマダギリ>(下部・右)は先まで鋭く尖っていて、完品でした。
 


               サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002


<タカラガイ>は数は少なかったですが、<ヒメホシダカラ>。(中央・上)、
<スソムラサキダカラ>(中央・右端)の綺麗な固体が見つかりました。
磨耗が余りないので、打ちあがって間もないものでしょうね。
<ジュウドウマクラ>(下部・左)のとても綺麗な完品。
先まで尖っているのは拾いではなかなか無理。

                         <ヒメホシダカラ>↓

                   サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002

        

さて、下の2つの写真は何でしょうか?・・・・・これは貝ではありません。
貝の図鑑の最後にいつも載ってますけれど。
               


                サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002  

 
            <タコブネ> ↑                        <アオイガイ> ↑


これらは頭足類と呼ばれるイカやタコの仲間です。
嵐の有った翌朝に見つかることが多いですね。 日本海で良く見つかるらしいですが。
<オウムガイ>はフィリッピンから黒潮に乗って、奄美まで流れてきます。
筆者も「実久」という、東シナ海に面した海辺で拾いました。

  
                           <オウムガイ> ↓

                          サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002


下の写真は<アオイガイ>に入っている、イカみたいな生き物。
こんな格好で海の中を浮かんで移動します。

                        サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002


「流氷科学センターの職員のGIZAさん」のブログコーナーからお借りしました貴重な写真です。


                  サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002


下の写真は6.5cmもある<タコブネ>です。 
島中探してもなかなかお目にかかりません。
一年余でたった3個。 偶然しか期待できず。
何処にも傷がなく全くの完品!

 
                        サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002 



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でも書きましたが、鳥羽水族館のパンフレットの4.5cmよりも2cm大きのが自慢!
<アオイガイ>は小型ですが、20cm以上のものも有るとか。
最後は近所の浜で拾った、<ヒメニッコウガイ>or<ニッコウガイ>
数百mも歩いて何も収穫なしで、帰ろうとした矢先に発見!
二枚貝は大体片方しか落ちておりません。これは完品! とてもカラフルで美しい。
初めての貝です。 5cm程。先島諸島の西表島でも少ない部類だとか。


                      サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002



兎に角、奄美大島や加計呂麻島は貝の宝庫と言われるだけ有ります。
暖流で海外から流れてくるのもありますし、超珍品の貝(昔でしたら、一個数百万円もする貝もあるんです)もあり。

貝の蒐集は、市場で買い求めて蒐集するプロの方もあり、また、筆者のような足で貝採りをするオリジナルタイプもおります。
でも、一番素晴らしいことは、美しい景色の中で浮世を忘れて、無心になって数kmも歩きながら、浜辺の貝を拾う。
健康にも精神的にも良い。ストレスは全くかからない。
思いがけない珍品や美品に出会うと、途端に子供時代に戻りますね。

     <知り合いの海辺の人が潜って採ってくれた・ホシダカラ・9cm> ↓   綺麗でしょ! 120点!
 
            サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002


「年金」を頂いての毎日。遊びほうけていても誰も文句言いません。 
浜辺の皆さんも顔見知りですから、タマには手伝ってくれます。
潜りが出来ないので、若い人が代わりに潜って、9cmある<ホシダカラ>を採ってくれたこともありました。
タカラガイは生きているのは素晴らしく美しい。早速自宅の水槽で飼ってみるのです。
海水は近くにいくらでもありますので心配いらず。


現在、千数百個の海辺で拾った貝を、整理整頓の真っ最中!
図鑑で確認して、ラベルを貼って・・・・・大変な作業・・何時までかかるのか。
数量は日々増えていく。 自宅の裏の海辺は朝夕散歩しますので、必ず1~2個は拾いますから・・・・

そんなこんなで、これからも不定期便でブログ公開します!

                                     サワラチャンの加計呂麻島・貝採り日記-002     


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Posted by 奄美ちゃん at 09:30│Comments(0)貝採集日記
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